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職場でピンピンコロリ。ある意味、夢ですね。

76歳で訪問入浴の現場で看護師として働いていた時のことです。

少し前まで一緒に働いていた30代の男性介護師。
本社に栄転になり久しぶりにわが事業所でお会いしたので挨拶をする。

「久しぶり〜」と私。

「ユーハイさん元気だね〜」
「膝、大丈夫〜〜?」

そう、膝の持病で少し眺めのお休みしていたのです。

普通は、顔をみて「元気そうだね〜」だし、
移動してから初めて会ったので膝の事は知らないはずなのに・・・

なんで私が膝で休んだこと、知ってるのかな・・・
と思いつつ、私も面白おかしく返事をする。

「はい。今回の件で私ももうそろそろかな〜・・・・と」

「・・・引退・・・。」

「いや〜〜あなたは、大丈夫。
きっと殉職するだろうと、みんな言ってますよ!」

体力がいる仕事なのに76歳でバリバリ働いているからか、
社内で少し噂になっているようです。

そして、彼の寸劇がはじまる・・・

「聴診器耳に当て、血圧測りながら
 動かない・・・

静止したままだったので『どうしたんだろう』とスタッフが呼びかける
そしてね・・・

『ユーハイさん、ユーハイさん!!と肩を叩いても動かない 』
そして、カクッと倒れる!!
ははは〜〜〜」

だって!

そんな風にお笑いとしてからかわれていましたが
私の事を肯定してもらった感じがとても光栄でしたし
実際、そうなって欲しいと思います。

でも、そこまで働けるかな〜?

唯一の心配。
痴呆にならなければいいが・・・
「ここ、どこ?私、だれ?」
な〜〜んて

最近感じる事。
指先の力がなくなってきた。
ペットボトルの蓋を開けるのに 輪ゴムを使う。
「え〜〜と え〜〜と」が多くなった
やだね〜〜

でも、バイタルもばっちり計測できるし上半身、特に腕の力には自信あり。
大丈夫、大丈夫!!

お笑いネタを、本当にしてみせますよ!

・・・と当時は思っていました。

やはり雇われてる身。78歳になる少し前に契約終了となりました。

仕方ないですよね・・・・
介護現場は「死」が身近にあるので同じ様に「死」に近い80歳前の看護師では
何かあったとき雇う会社の責任にもなってしまいますから。

理屈ではわかっていても少し淋しく反発しました。
でも今は静かに受け入れて昔を懐かしんでいます。

「おばあちゃんになっても働けて幸せなことだったなぁ」
「よく働いたなぁ。ゆっくり休んでいいよね」
・・・と