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一人の医療関係者より母の情。

看護師失格のできごと。
私は情にもろいところがあるので。

看護師は人をお世話するのだから
思いやりの心は必要ですが、
プロフェッショナルとしてはどうかと・・・

ただ、介護の仕事に携わるようになるとわたしみたいなタイプは
介護関係の看護師にぴったりじゃないかと思いますよ。

ご高齢の方のお世話。
対人間同士のコミュニケーション、年齢が近い方が話しやすいこともあるし
お節介なくらいがちょうどいいのです。

(あまりこのブログで私の失敗談ばかり書いてて看護師の資質を疑われるのではないかと不安で、ちょっと言い訳しました)

さて、前置きが長くなりましたが、この話は結婚して子供を産み
救急病院でバイトをしていた4〜50年くらい前のことです。

救急車で10代の子供が搬送されてきました。

玄関で出迎えたとき、担架の上で全身が痙攣していました。

その痙攣の仕方がちょっと異常だったので
医療を携わる端くれとして
脳を損傷されているなと感じました。

若い頃は、どんなひどい急患でも
テキパキ準備できたのに
自分の子供と同じ年代のため
顔面蒼白になり通常の処置ができない・・・・・

オロオロしている私を見かねて先輩が
はずれていいよと変わってくれました。

ただ、気になっていたので
遠巻きに経過を注視していました。

そして専門的な治療はされていないと感じました。

私は、気が気じゃなくて・・・・

もし、自分の子供だったらと思い
何日か悩んだ後、看護師にあるまじき行動をしたのです。

ご家族が近くにいるとき
「脳専門の大きな病院の方がいいのかな・・・」

・・・と、ぼやいてしまったのです。

当院の先生は外科で腕は確かだったが
脳外科ではなかったから。

たとえ助かる確率が0.1%でもご家族としたら
藁にもすがる思いで何かしたいんだろうな・・・
と思って思わず出た一言でした。

昔は病院の先生にすべておまかせで
セカンドオピニオンという考えなどまったくない。

当時の、しかも地方の住民は
『医師にすべておまかせ。なんの疑いもない』という風潮でした。

今の時代は情報もあふれ、医療ドラマの影響もあってか
そういう考えはありませんよね。

その患者はすぐ大学病院に転院しました。

私が発した一言で転院したのか詳細はわかりません。

改めて考えると、外から見ている私が発するべき言葉では
ありませんでした。カルテだって見ていないのに・・・

今まで誰にも言っていません。
もう時効ですが、先生ごめんなさい。

でも言ったことは、後悔していないんです。